ヒューストンバレエ学校とヨガ
▼日本のダンサー達がまだ気づいてないもの
日本のバレエ界では、「ヨガ=バレエに役に立つもの」といった認識は一般に浸透していません。
バレエ界には浸透していなくても
他のスポーツ界はどうでしょうか?
例えば、サッカーの長友選手はトレーニングとしてヨガも取り入れており、
本(ヨガ友)も出版されています。
実は、ヒューストンバレエ学校でも
ヨガのクラスを取り入れています。
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▼ヒューストンバレエ学校では、どんな時にヨガを取り入れているのか?
ヒューストンバレエ学校では、
以下のタイミングでヨガを取り入れています。
・①バーの前
・②クラスの終わり
実際には、②のタイミングで
行っているとが多いです。
なぜ、そのタイミングなのでしょう?
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▼身体の声聞こえてますか?
1日のレッスンが終わった時、
あなたの身体はどのような状態でしょうか?
・精神的にやや緊張している
・筋肉も緊張して、縮こまった感じ
・精神的・肉体的な疲労状態
おそらく、「リラックスした状態・ぐっすり寝れる状態」ではないですよね?
レッスンが終わった後、心と身体を整えてくれるのがヨガです。
「深い呼吸」「メディテーション(瞑想)」を行い、身体を休息モードに切り替えていきます。
深い呼吸は血流へのアプローチもできると思います。
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▼上手なダンサーは緊張をコントロールする
バレエダンサー特有の緊張下でのレッスン、
この緊張をうまくコントロールできるようになる必要があります。
ヨガは、レッスン後や1日の終わりに行うと、
心と身体を『整え』、『休息モード』に切り替えることに役立ちます。
ヨガは、複合的な動きの中で、動きをとめて、深い呼吸、
さらにメディテーション(瞑想)をしています。
これは、自律神経を整えることに繋がります。
交感神経系が優位の状態から副交感神経に切り替えることは、
身体の緊張をコントロールてすることにも繋がります。
つまりは、
・怪我の予防
・回復
・自律神経を整える
ことに関わっていくのです。
自律神経系の働きは、身体の最大の器官であるファシアにも影響を与えています。
(ファシアの働きに関しましては、Webinar全6回の中で詳しくお伝えしております。)
ダンサーの中には、
・過剰に胸椎を伸展させている
・ドローインの状態で胸式呼吸をして踊っている方
・心身の緊張でより呼吸が浅くなる方
もいらっしゃいます。
呼吸が深くなることは、
・胸椎の安定した可動性
・胸郭の拡張性(しっかり広がること)
・心身ともに緊張からリラックスできる状態へ
と繋がっていきます。
今後、日本のバレエ界にも浸透させていきたいと想っています。
〜アキさんより:ヒューストンバレエとヨガ〜